日本語に入ったポルトガル語

日本とポルトガルの出合いは古く、戦国時代の16世紀半ばにポルトガル人が種子島に漂着して以来である。まもなく宣教師が渡来し、キリスト教の布教に努めた。
日本語にもキリスト教関係の外来語が入り、ポルトガル語の Cristo(キリスト教徒)が「キリシタン」、padre(神父、司祭)が「バテレン」になった。
もちろん宗教関係以外の語もある。特に、日本人が洋服を見るのはこのときが初めてだったので、ボタン(boto)、ビロード(veludo)、ラシャ(raxa)などの服飾用語が多く取り入れられた。カッパ(capa)、ジバン(gibo)などは、漢字で「合羽」「襦袢」と書かれることも多いので、外来語とは気づかない人も多い。なお「襦袢」は“じゅばん”とも読まれ、日本では「和服の下着」の意味に使われる。ポルトガル語での「ジバン」は短い袖なしの胴着のようなものだったという。
食べ物では、何をおいてもパン(pn)が挙げられる。コンペイトーも漢字で「金平糖」などと書かれるが、もとは confeito(砂糖菓子)に由来する。このほか、「てんぷら」も、ポルトガル語の tempero(調味料)が語源という説が有力だ(これには異説もある)。






