ブラジルの料理

地域色濃く、美味ぞろい
アメリカのハンバーガーやバナナ・スプリットのように、ブラジル料理は、伝統と偶発の産物であると言えます。ブラジルの各地方では、土着の文化や、川や海との距離、降雨量、土壌の状態など、さらにはヨーロッパのどの国による入植かにより、様々な独特の料理が発展してきました。
● 料理
バイーア料理の起源は、農園主が毎日の食事や記念日のご馳走の残り物を奴隷に与えていた奴隷制の時代にさかのぼります。奴隷達の中には、魚を釣ったり、エビや貝をとることが許されていた者もありました。奴隷の女性たちは、アフリカの料理を思い出して、材料を鍋に入れ、ココナッツミルクやヤシから作ったデンデ油を加えて調理しました。その後、これらの料理はレシピに残され、名前が付けられるようになりました。そして今日では、バイーア料理と呼ばれています。代表的なバイーア料理を下記に紹介しましょう。
ヴァタパ(Vatapá)
エビを魚と一緒に細かく切るか、またはすり身にして、デンデ油、ココナッツミルク、そしてパンと一緒に煮込み、出来上がったら、ライスの上にかけて食べます。
サラパテル(Sarapatel)
豚か羊の肝臓と心臓を新鮮な血と混ぜ、トマト、ペッパー、玉ねぎを加えて煮込んだ料理です。
カルル(Caruru)
ソテーしたエビに、唐辛子とオクラから作った、非常に辛いソースをかけて食べます。
アマゾン流域の料理では、パト・ノ・トゥクピ(pato no tucupí)がおいしさで定評があります。これはカモ肉に、野生のグリーンハーブをふんだんに使ったコクのあるソースをかけて食べる料理です。この料理を食べた人は、グリーンハーブのせいで、食後何時間も胃がヒリヒリするに違いありません。干しエビとニンニクで味つけされた黄色い濃厚なスープのタカカ(tacaca)も、この地方を代表する料理です。
リオ・グランデ・ド・スール州ではシュラスコ(churrasco)が有名です。牛肉を串に刺して、屋外で炭火焼きにしたものです。トマトと玉ねぎでできたソースをかけて食べます。また、ブラジル奥地のガウショス(gauchos)は、去勢牛を丸ごとシュラスコのように炭火焼きにしたものです。
ブラジル料理を代表する料理を一つあげるとしたら、それはフェイジョアーダ(feijoada)でしょう。この料理はリオ・デ・ジャネイロで特に人気があります。豆と干した牛肉、スモークソーセージ、牛舌、豚の耳とシッポ、ニンニク、チリペッパーなどを一緒に煮込んだ、豊かな味のする料理です。一般的には、スープ皿に白いライスを盛り、スプーンでフェイジョアーダをかけて食べます。この上に、マンジオッカというイモの粉、つまりデンプンを加えると一味違ったものになります。また、ちりめんキャベツと輪切りのオレンジを添えます。






